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新幹線の利用を快適に
車いすスペース増設で視察
赤羽国交相、岡本氏ら
フリースペースを備えた新幹線の新型車両に車いす利用者らと試乗する赤羽国交相(手前中央)=15日(国交省提供)
赤羽一嘉国土交通相(公明党)は15日、車いす利用者が新幹線で快適に移動できるよう、専用のフリースペースを備えた東海道新幹線の新型車両に車いす利用者と共に試乗し、新横浜―東京駅間を移動した。公明党国交部会の岡本三成部会長(衆院議員)、バリアフリー施策推進プロジェクトチームの石川博崇座長(参院議員)、上田勇前衆院議員が同行した。
赤羽国交相らは、車いす2席分から6席分に増やすためのスペース確保や、通路を広げる工夫が施された車内を確認。ワゴン販売の通行状況なども確認した。
視察に参加したDPI日本会議の佐藤聡事務局長は「素晴らしい車両だ」と述べ、JR東海や国交省に謝意を表明。一般社団法人WheeLogの織田友理子代表は「(旅行する際の)制約が取れたと思った。障がい者の人生の楽しみ方の考え方が変わっていくと思う」と語った。赤羽国交相は「これで終わりではなく、常に意見を聴きながら(課題があれば)改善していく」と決意を述べた。