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2021年4月15日

復興の象徴 雄姿取り戻す熊本城

熊本地震5年 
26日から 天守閣内部を公開 
展示一新、バリアフリー化も 

2016年4月の熊本地震で被災した熊本城天守閣の再建が完了し、26日から内部が公開される。地震から5年。復興のシンボルとして多くの県民が復旧を待ち望んできた熊本城は、着々と復興に向かっている。(熊本地震取材班)

復旧した熊本城の天守閣を見学し、ガイドから説明を聞く住民ら

「やっぱりうれしいですよね」。熊本市内に住む伊藤トキさん(90)は、息子夫婦に車いすを押してもらいながら、天守閣を眺めていた。先月、復旧工事を終え、5年ぶりにかつての姿を取り戻した熊本城。常にそばにいた市民にとって喜びは、ひとしおだ。

天守閣は大天守(地上6階地下1階)と小天守(地上4階地下1階)からなる。屋根や外壁といった外観は被災前の状態に復旧。内部は、耐震補強などの安全対策がなされた。

今回、内部展示もリニューアルされた。階ごとに映像や模型で熊本城の歴史を紹介し、熊本地震による被害と復旧作業についての説明などを追加。また、障がい者や高齢者が訪れやすいよう、エレベーターを設置するなどバリアフリー化にも力を入れた。

5年前の地震で熊本城は、国指定重要文化財の建造物13棟が被災。至る所で石垣が崩れ、天守閣も屋根瓦がはがれ落ち、甚大な被害を受けた。熊本城全体の被害総額は約634億円に上った。

市民をはじめ多くの人が、傷ついた熊本城に胸を痛め、早期復旧を望む声を上げた。これに応えるべく市は、天守閣の復旧に取り組んできた。

19年10月から市は、熊本城特別公開第1弾を実施し、復旧工事が完了した大天守を見られるようにした。20年6月からは第2弾として特別見学通路を整備し、復旧が進む熊本城内の状況を見て回れるよう工夫。今回の天守閣の内部公開は第3弾に当たる。城全体の完全復旧は37年度に完了する見込みだ。

内部公開される26日を前にして、県内外から熊本城を一目見ようと足を運ぶ人が散見される。熊本市内から訪れた40代女性は「崩れた時は本当にショックだった。復活した姿を励みに、私も頑張ります」と感慨深そうに天守閣を見つめていた。

公明が後押し

熊本城の復旧状況について説明を聞く赤羽国交相(手前中央左)ら=2019年9月

公明党はこれまで、熊本地震からの復旧・復興に全力を挙げてきた。16年4月には安倍晋三首相(当時)宛てに緊急要請書を提出。この中で、熊本城など文化財の修復について、国の全面支援を要望。19年9月には、赤羽一嘉国土交通相(公明党)と党県本部の議員が熊本城の復旧状況を視察した。党熊本市議団(井本正広団長)も市への要望を重ね、熊本城の復旧を後押ししてきた。

井本団長は「復旧・復興は着実に進んでいる。熊本地震の経験を生かし、新たなステージへ挑んでいく」と、熊本地震からの復興へ決意を新たにする。

熊本城は、地震のみならず、火災や風水害など数々の受難に耐えてきた不屈の城だ。多くの人に勇気を届けながら、熊本地震からの復興へ、住民とともにあり続ける。

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