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【主張】結党記念日 中道政治進め来年の決戦勝利を
公明党はきょう17日、結党54年を迎えた。公明党を献身的に支え、育ててくださっている党員、支持者、創価学会員の皆さま、広範な国民の皆さまに心から感謝と御礼を申し上げます。
結党の日に改めて確認したいのは、公明党が一貫して掲げ、実践してきた「中道主義」「中道政治」の重要性が、いや増して高まっていることである。
欧米諸国では社会の分断、対立が顕在化し、ポピュリズム(大衆迎合主義)の政治が台頭している。
日本の場合は、歴史的、文化的な背景が異なり、直ちに欧米と同様の事態が起こるとは考えにくいが、国民の政治に対する不信や不満に真摯に耳を傾ける取り組みを怠ってはなるまい。
その意味から、(1)政治の安定(2)国民的な合意形成(3)建設的な政策提言――を重視する公明党の「中道政治」を進めることは、ポピュリズムの火の手を防ぐ有効な手だての一つであろう。
英国の政治学者、アーネスト・バーカーは「政党は、一方の端を社会に、他方の端を国家にかけている橋である」と規定した。
中道政治の担い手である公明党が、国民と政治をつなぐ“かけ橋”の役割を果たしていかなければならない。
公明党は今年、国民のニーズを的確に捉える活動として「100万人訪問・調査」運動を展開した。多様化する民意の本質をつかむには、徹底した1対1の膝詰めの対話が欠かせないからである。
グローバル化の進展や人口減少・少子高齢化などに伴う課題が複雑に絡み合う中、多くの国民が納得する「最適解」を導き出す努力が、これまで以上に求められている。
公明党議員は「100万人訪問・調査」の経験を今後の活動に生かすとともに、どこまでも「人間の幸福」を立脚点とした政策立案にまい進していきたい。
結党55年となる来年は12年に1度、統一地方選と参院選が行われる「亥年の選挙」の年だ。民意に応える中道政治を進めていくためにも、断じて負けるわけにはいかない。
必ずや連続勝利し、日本の未来を切り開くことを決意したい。