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2021年4月8日

コラム「北斗七星」

きょう4月8日は、俳句雑誌『ホトトギス』の主宰として明治・大正・昭和の俳壇を主導した俳人高浜虚子の忌日。虚子が愛した椿にちなんで「椿寿忌」と呼ばれ「虚子忌」と同じく春の季語となっている◆虚子は、盟友河東碧梧桐とともに郷里松山の先輩正岡子規に兄事し句作に励む。子規没後、全国を風靡した碧梧桐の季題、五七五の定型に囚われない「新傾向俳句」を批判。自らを「守旧派」と称し、伝統俳句の墨守を宣言する。〈春風や闘志いだきて丘に立つ〉の詠はその決意の表明◆勝負はあっけなかった。虚子のもとに集った門弟の活躍はめざましく、ホトトギスは「俊秀ひしめく闘技場」(大岡信)と化し、新傾向、自由律俳句を圧倒。現代俳句隆盛の基礎が築かれる◆その後も、虚子の「客観写生」「花鳥諷詠」に飽き足らぬ「新興俳句」運動が起こり、新勢力の挑戦を受けるが、どっしり構えた虚子は微動だにしない。その句風は「大胆不敵に、あるいは軽快に颯爽と、また清らかに透徹し、まことに自在」(塚本邦雄)。俳句歳時記の普及や女性俳人の育成なども特筆すべき業績である◆〈大空にうかめる如き玉椿〉虚子。冬から季節を貫いて椿が咲いている。くっきりと、春の真ん中に、日々の暮らしの傍らに。わが公明党も、そういうものでありたい。(中)

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