公明党トップ / ニュース / p156592

ニュース

2021年4月2日

都民ファ “反知事”の共産と組む迷走

編集メモ

東京都の小池百合子知事の与党である地域政党「都民ファーストの会」(以下、都民ファ)が、“反知事”である共産党と手を組むというまさかの事態に、都民の驚きが広がっている――。それは、3月26日の都議会第1回定例会の最終本会議。「都新型コロナウイルス感染症対策条例」の改正案を提案者の都民ファが共産党の力を借りて賛成多数で可決、成立させたのである。

この改正案は、「宿泊療養施設の確保」など、内容が都が既にしっかりと実施している施策を羅列しただけであり、「条例改正の必要はない」ことから、公明党や自民党、立憲民主党などは反対した。

では、なぜ都民ファは内容のない改正案を、わざわざ共産党と組んでまで成立させたのだろうか。マスコミの見立ては、7月4日投票の都議選を前に「有権者にアピールできる実績づくりが急務になっている」(3月27日付「東京」)からだという。しかし、選挙のために小池知事の看板で都議選を戦おうという都民ファが、よりによって反都知事の共産党と組む迷走ぶりは、どう説明してもつじつまは合わないだろう。

都民ファからは、離党者が続出している。前回2017年の都議選後には55人が所属していたが、既に8人が去った。党の方針は代表ら執行部で全部決め、他の都議に知らされるのは決まった後とかで、「党を離れた8人のうち7人は『党運営が不透明であること』を理由に挙げ」(2月22日付「朝日」東京版)ている。しかも、都民ファに所属する都議の中には「不満が今もくすぶり続けている」(同)と言われる。

コロナ禍という未曽有の危機から都民の命と、生活を守るのが都政の役割だろう。都民ファは都議会第1党としての責任を果たしてもらいたい。“迷走”しているときではあるまい。(信)

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア