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コロナ後遺症相談窓口
きょうから都立病院に新設
都議会公明党の推進で実現
東京都は、新型コロナ感染症から回復したものの、後遺症に苦しむ人の相談に対応するため、きょう30日から都立大塚病院に「コロナ後遺症相談窓口」を設置する。相談は無料。受け付け時間は平日の午後1時から同4時。
対象は、新型コロナ感染症と診断されてから1~2カ月以上経過し、呼吸の苦しさや味覚、嗅覚の異常など何らかの症状がある人。同病院患者支援センターの看護師らが、電話で相談に応じる。症状が重かったり、かかりつけ医がいなかったりする場合には、同病院外来を案内する。電話番号は03-3941-3211(同病院代表番号)。
さらに、あす31日からは都立駒込病院にも相談窓口を設置し、平日の午前9時30分から同11時30分で対応する。電話番号は080-5933-4582(直通)。
「強いだるさで働けなくなる人も多くなっている。息苦しさ、せき、胸や関節の痛みなど、多彩な症状が見られる」――。都議会公明党は、2月24日の都議会代表質問で、東村くにひろ幹事長(都議選予定候補=八王子市)が、新型コロナ後遺症に苦しむ人の治療に従事してきた医師の声を紹介し、相談窓口設置の必要性を主張していた。
3月9日の都議会予算特別委員会ではまつば多美子議員(同=杉並区)が、後遺症に関して「対策を速やかに打っていくことが重要だ」と訴え、小池百合子知事が3月中に「新たに後遺症相談窓口を設置する」と応じていた。