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ビル建築にも木材利用
CO2削減、脱炭素に貢献
都内で太田議長、稲津、岡本氏視察
木造商業ビルの建築現場で施工業者から説明を受ける(左から)岡本、稲津、太田の各氏=26日 都内
公明党の太田昭宏全国議員団会議議長と稲津久農林水産部会長、岡本三成国土交通部会長(ともに衆院議員)は26日、建築物への木材利用を促すため、都内で今年10月に完成予定の木造商業ビル(地上12階建て)の建築現場を視察し、施工業者から説明を受けた。
施工業者は、同ビルの建築に約300立方メートルの木材を使用しており、189トンのCO2(二酸化炭素)排出を削減することにつながると説明した上で、「脱炭素に貢献できるので環境にもやさしい」と強調。また、集成材などを用いた制振壁や防振柱を整備することで「鉄筋コンクリートと同等の耐震性能が備わる」と説明した。
この後、一行は、2時間の耐火性能がある集成材を利用した柱や梁を視察したほか、木造建築物が生む、ぬくもりのある空間を見て回った。