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ワクチンの安定供給へ
熊本で開発状況を視察
党プロジェクトチーム
ワクチンの開発状況などについて説明を受ける高木座長(前列右から2人目)ら=20日 熊本・菊池市
公明党の新型コロナウイルス感染症ワクチン・治療薬開発推進プロジェクトチーム(PT、座長=高木美智代衆院議員)は20日、新型コロナのワクチン開発に取り組む製薬会社「KMバイオロジクス」(熊本市、永里敏秋代表取締役社長)の合志事業所(熊本県合志市)と菊池研究所(同県菊池市)を視察した。
高木座長と江田康幸座長代理(衆院議員)、秋野公造事務局長(参院議員)のほか、吉田宣弘衆院議員、吉田久美子党女性局次長、党県本部の城下広作代表(県議)ら県議、地元市議が参加した。
同社が開発を進めているのは、毒性をなくしたウイルスを活用する不活化ワクチンと呼ばれるもの。今月中に成人を対象とした臨床試験(治験)を開始する。国産ワクチンの量産化に向け、同研究所内でワクチン原液製造に関する設備工事を進めており、2021年度末までに終える予定。
また、同社は19日から、英製薬大手アストラゼネカが日本向けに供給する新型コロナワクチンの製剤化も始めた。
視察後、高木座長らは、「国内で生産されるワクチンの安定供給に向け、全力で支援していく」と語った。