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コラム「北斗七星」
数十年前、地方の小都市から上京して驚いたのは、演劇や音楽のナマの舞台文化が間近にあること。あらゆる種類のものが、催され続けることに感動したものだ。ところが、このコロナ禍である◆昨年の6~11月に、劇場やホールなどでのコンサートや演劇などを見に行かなかった人は6割にのぼり、回数が減った人も3割を超えた。しかも、これは前年2019年には実際、見に行った人たちに聞いた結果だ◆これに代わり、インターネットを通じて有料で配信するオンライン配信が盛んになってきた。先の調査でも、半数近くがオンラインで見ており、まだ見ていない人も含めると3分の2が「見たい」と答えている(首都圏の1都3県在住者対象に東京都調べ)。撮影の仕方を工夫して普通には目にできない映像を提供するなど、独自の魅力をアピールしようとする試みもある◆こうした舞台文化は、どうしても東京など大都市圏に集中しがちだ。地方に住む人、子育てや仕事が忙しい人など、行きたくても行けなかった人たちに、ナマの舞台の感動を届ける手法として定着することを期待したい◆かつて映画やテレビは、様々な舞台文化を、直接見る機会に恵まれなかった数多くの人々に届けた。今度はインターネットが、その役割を演じる時が来ているようだ。(繁)









