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繁華街 入店前に簡易検査
変異株に備え 7000病床まで拡充を
都議会公明党が小池知事に緊急要望
東京都議会公明党(東村くにひろ幹事長)は17日、緊急事態宣言中の都内で感染者数が再び増加傾向に転じているため、新たな感染防止対策と、医療提供体制のさらなる充実に関して、都庁内で小池百合子知事に対し緊急要望した。
席上、東村幹事長は、飲食店での感染拡大を防ぐため、唾液から感染の有無を数分で判定できる抗原検査キットなどを使い、繁華街の入り口で、これから飲食店を利用しようという通行人を検査し、陰性だった場合にのみ飲食店を利用できるようにすることを提案した。
医療提供体制に関して東村幹事長は、今後の変異株による感染拡大に備え、「病床確保の強化が必要」と指摘。都内におけるピーク時の病床利用数から計算し、都として現在、確保している5000床から、7000床に増床できるよう「準備を進めるべきだ」と訴えた。また、変異株の有無を確認する検査体制の強化も求めた。
小池知事は要望に理解を示し「実態を確認しながら検討していく」と答えた。