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2018年11月9日

鍛えて、ほめて子どもの可能性伸ばす

しもの氏と福岡県議団が視察 
32の小中学校で県独自の指導実践 
成功体験重ね、学ぶ意欲向上

可也小学校の授業を視察する、しもの氏(中央)と党福岡県議団のメンバー

福岡県は2015年度から、学校教育における県独自の指導方法として、鍛えて、ほめて、子どもの可能性を伸ばす「鍛ほめ福岡メソッド」を県内の小中学校で実践している。公明党県議団(森下博司団長)はこのほど、同県糸島市の市立可也小学校(松本茂校長)を訪れ、授業を参観するとともに、関係者と意見交換した。公明党の、しもの六太教育改革推進本部事務局次長(参院選予定候補=福岡選挙区)と笹栗純夫市議が同行した。

「鍛ほめ福岡メソッド」は、子どもの学ぶ意欲や自尊感情、向上心などの育成を目的に作られ、子どもたちに多くの成功体験を積ませることに重きを置く。

具体的には、(1)教員や子ども自身が少し難しい目標や課題を設定(2)周囲の人たちから最小限の支援を受けながら何度も挑戦(3)目標に向かって取り組んだ過程や結果を振り返り、その頑張りを認める――という活動サイクルを基本的な仕組みとしている。

県は今年度、県内の小中学校のうち32校を同メソッドの推進校に指定。各学校は、最初に主な狙いとテーマを定め、さまざまな取り組みを一年間にわたり行う。また、子どもの変容を客観的に検証・評価できるよう、県が作成した「児童生徒理解のための尺度調査ツール(SRT)」を活用する。

これは、自尊感情や規範意識などに関する質問項目について、子どもたちに同メソッド実践の前と後にそれぞれ回答してもらうことで、結果が比較できる。

今後の展望について、県義務教育課の一色潤貴課長は、「『鍛ほめ』の実践効果を単年度のみでなく、複数年度にわたり検証できるよう検討する」とし、同メソッドに即した取り組みが県内全ての学校で展開されるよう推進する考えを示している。

視察の日、一行は松本校長らの案内で、校内の各教室を見学。このうち6年生のクラスでは、児童全員で教材を音読していた。担任教員は、音読時の姿勢や口の開け方、声の大きさの3点をつぶさにチェック。よくできている子の名前を黒板にてきぱきと書いていた。

意見交換の席上、松本校長は、昨年度に推進校の指定を受けた同校では、始業前の「朝タイム」(午前8時40分から10分間)を活用し、曜日ごとに音読や暗算、漢字の書き取りを全学年で実施していると説明。さらに、児童が自ら目標を決め、挑戦しやすくするための工夫として、暗算オリンピックや漢字検定といった行事を開催。こうした取り組みが功を奏し、昨年度のSRTの結果では、学ぶ意欲や自尊感情などの向上が見られたという。

視察終了後、しもの氏は、「鍛えた時に、伸びる瞬間を見逃さず、ほめることが子どもの成長に重要であると、あらためて学ぶことができた」と述べ、学校教育の充実に力を尽くす決意を新たにしていた。

高い人格形成をめざす学校教育の推進に関しては、党県議団の新開昌彦議員が今年9月の定例議会で、子どもたちが互いに教え合う「スモールティーチャー学習」の導入を提案。同じく田中正勝議員は16年1月の県議会文教委員会で、同メソッドの有効性を確認するとともに、指導力ある教員の養成を求めていた。

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