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移動困難者にサポート
高齢者らの接種体制で
塩田氏
11日の参院予算委員会で公明党の塩田博昭氏は、新型コロナウイルスワクチンの円滑接種に向け、接種場所までの移動が困難な人への支援強化を主張した。
塩田氏は、高齢者らが接種会場まで出向く際、バスなどの交通手段が不便な地域もあると指摘。自治体が計画する移動支援策について、タクシーの活用も含め、きめ細かな体制づくりを後押しすべきだと訴えた。河野太郎ワクチン接種担当相は「自治体の創意工夫に応じて全額、財政的な補助をする」と応じた。
2019年の東日本台風で被災した多摩川流域の治水対策について塩田氏は、無堤防地域の早期解消などを主張。岩井茂樹国土交通副大臣は、今年の出水期までに東日本台風と同規模の洪水でも耐えられる暫定的な堤防整備を完了させると答えた。
塩田氏はまた、がん患者が治療法などの正しい情報を得られるよう、国立がん研究センターが運営する「がん情報サービス」の充実への予算確保を訴えた。