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2021年3月9日

コロナの影響、長期化 ひとり親の生活が切迫

入学、進学の時期は出費かさむ 
認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ 赤石千衣子理事長に聞く

新型コロナウイルスの感染拡大の影響が長期化し、ひとり親世帯の生活が依然として厳しい状況に置かれています。認定NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」の赤石千衣子理事長に、現状と必要な支援策などを聞きました。

認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ 赤石千衣子理事長

――ひとり親世帯の実情を教えてください。

赤石 「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」では、コロナの影響で困窮する家庭に食料を届けたり、相談・就労支援などに取り組んでいます。

昨年11月、約500人のシングルマザーを対象に行った「新型コロナウイルスの影響によるシングルマザーの就労・生活調査(毎月パネル調査)」では、経済的な理由で買えなかった物について、子どもの服や靴が引き続き高い状況でした。このほか食料(肉・魚・野菜)、おもちゃ、文具、学用品、米などの主食も挙げられていました。

政府が11都府県に発令した緊急事態宣言(栃木県は2月7日に、6府県は同28日をもって解除)などにより、飲食店の営業時間が短縮され、そこで働く人の解雇や雇い止めとともに、待機や出勤制限が増えました。その結果、ひとり親はパートなどの非正規雇用が多いため、収入が減り、生活が苦しくなっているのではないでしょうか。さらに家賃を払えない人も増えてきている印象です。住宅を失う人が出てくると、ますます厳しくなると思います。

臨時特別給付金の再支給を何に使いましたか・使う予定ですか(複数回答)

――政府は昨年末、ひとり親世帯などに臨時特別給付金の再支給を行いました。

赤石 すごくありがたかったです。今年1月、「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」の会員約6000人に給付金の使途や感謝の言葉を募集したところ、「再支給がなかったら、年末年始を迎えるどころか、電気が止まって真っ暗なお正月になっていた」「雪が降る中、子どもがスニーカーで歩いていたが、冬用のブーツを買うことができた」などの声が寄せられました。使途については、生活費が最も多く、次いで食費、学費や教育費・学用品などとなりました。

給付金はありがたかったのですが、このままでは生活ができないという訴えはたくさんきています。例えば、「赤ちゃんのオムツが買えないので、取り換えてあげる回数を減らしてやっている」「高校に行くための費用が払えないから、どうしたらいいか」といった切迫した相談がありました。1月、2月で仕事が減って厳しい状況に加え、3月、4月は子どもの入学、進級の時期に重なり、出費がかさみます。こうした人たちへの一刻も早い支援が求められています。

低所得の子育て世帯に支援を

――どういった支援が必要ですか。

赤石 今月2日、公益財団法人「あすのば」やNPO法人「キッズドア」の代表らと共に、三原じゅん子厚生労働副大臣に要望書を手渡しました。その中で、「新年度を迎え費用のかかる来月までに、高校生世代以下の子どものいる低所得のひとり親世帯に5万円、第2子以降は3万円ずつ加算の給付とともに、ひとり親世帯以外の住民税非課税の子育て世帯にも同額の給付金の支給を!」と求めました。コロナ禍で、ひとり親にかかわらず、ふたり親家庭も困窮しており、そうした子育て世帯への支援が急務です。

――公明党に期待することは。

赤石 ひとり親の特別給付金はもちろんですが、所得の低い世帯を対象とする高校生等奨学給付金の追加給付などの実現に向けて奮闘してくれました。

公明党の議員は、制度が現場に届くまで目を配り、私たちが実態を伝えたときには、きちんと理解してくれる、プロフェッショナルな方が多いという印象です。引き続き、現場の声をカタチにしてほしいと思います。

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