公明党トップ / ニュース / p152460

ニュース

2021年3月9日

コラム「北斗七星」

緻密な野球理論と巧みな指導で名将とうたわれた故・野村克也監督の造語に「原点能力」という言葉がある。東北楽天ゴールデンイーグルスに復帰した田中将大投手は、今もそれを大事にしているという◆野村氏は「困った時は原点に返れという言葉があるが、投手の原点能力というのは外角低めのコントロール。外角低めへはバランスよく投げないと、何球も続けて投げられない」と◆2013年、楽天のリーグ優勝をかけた試合でこの教えが生きた。9回裏1アウト、ランナー2、3塁で一打サヨナラの場面。「他のボールで打たれて後悔するんだったら、しっかりと“原点”に投げ込む」。田中投手は8球連続の外角ストレートで3番、4番を三振に仕留め、優勝を決めた◆「そこに投げきる能力は必要だと思っています。いつでも」。米大リーグでも田中投手は、受け継いだ教えに自分の経験を重ねて闘ってきたのだろう。政治にとっての原点能力は、「大衆とともに」との公明党の立党精神にも通じる◆田中投手の米大リーグ時代の背番号19は、野村氏の現役時代の背番号。「その意識はあった」という言葉に、野村氏は「そりゃうれしいね」と。まもなく、東日本大震災から10年。田中投手の背番号は18に戻ったが、被災地にエールを送る再びの活躍を期待したい。(祐)

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア