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コラム「北斗七星」
10、11の両日、NPO法人「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」の全国大会が広島市で開催される。高齢者と暮らすひきこもり当事者の孤立防止が最大のテーマだ◆以前は「ニート、ひきこもり、ワーキングプア」などと言われ、若者特有の一時的な現象だと考えられてきたひきこもり。現在では長期・高年齢化が進んでおり、KHJ家族会の調査によれば、40歳以上の人が29.2%を占め、平均ひきこもり期間は「19年以上」に及ぶ◆そのため、80代の親が50代のひきこもりの子どもの面倒を見ながら困窮状態に陥る「8050問題」や「親亡き後は誰が支えるのか」といった課題が懸念されている◆「甘えている」などと批判する向きもあるが、そう指摘したところで何も解決しない。少なく見積もって54万人(15~39歳=政府調査)、研究者によっては100万人超とも推計される人たちが社会参加を果たせないでいる現実に向き合わねばならない◆10月、改正生活困窮者自立支援法が施行された。法改正で、ひきこもりを福祉政策の対象として明確に位置付けた意義は大きい。見えない出口を求めて思い悩む人たちに、「誰も置き去りにしない」「決して見捨てない」というメッセージを発し続けるのが福祉であり、その信頼が社会の紐帯を維持する。公明党の仕事である。(中)









