記者会見で見解を述べる石井幹事長＝5日　衆院第2議員会館

公明党の石井啓一幹事長は5日午前、衆院第2議員会館で記者会見し、1都3県を対象とした緊急事態宣言が延長されることについて、政府に対し判断の理由を丁寧に説明するとともに、「感染状況の分析や今後の対策などで自治体と一緒になってメッセージを発信し、国民に周知、徹底を図ってもらいたい」と強調した。

その上で、感染拡大防止に向けては、「これからの対策のカギはワクチン接種を着実に進めていくことだ」と力説。円滑接種に向けた自治体の課題を探るため、全国の公明議員が「自治体意向調査」を進めていることに触れ、「現場のニーズを政府に伝え、円滑にワクチン接種が進むよう党を挙げて取り組んでいきたい」と強調した。

総務省幹部がNTTから接待を受けていた問題では、「行政が国民から疑念を持たれることは、あってはならない」と指摘。総務省に対し、「迅速、正確に事実関係を明らかにし、徹底した再発防止に取り組んでもらいたい」と述べた。