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女性活躍へ人材育成を
支援策周知にSNS活用も
NHK番組で古屋副代表
公明党の古屋範子副代表(女性委員長)は28日午前、NHKの報道番組「日曜討論」に与野党の女性国会議員と共に出演し、各国と比べ男女格差が大きいとされる日本社会の課題について、「国民的な議論が巻き起こった今こそ、女性への無意識な偏見と思い込みを大きく変え、多様性を尊重する社会をつくる契機としたい」と強調した。
この中で古屋副代表は、指導的地位を占める女性の割合を増やすためには、より女性が働きやすい環境づくりに向け女性活躍推進法を活用するなどで、「能力を高め、経験を積んでトップをめざす、このような女性の能力開発に全力を挙げたい」と述べた。
また、選択的夫婦別姓については「マニフェストにも掲げており、導入すべきだ」との考えを示した。
コロナ禍で非正規雇用労働者やひとり親などの女性が苦境に立たされている問題に関しては、党の女性議員がオンラインでの懇談も通して、「さまざまな境遇にある女性の窮状、生の声を聴き、政策提言も行った」と力説。経済的問題だけでなく、「寄り添った形で総合的な支援が重要だ」と語った。
その上で、住居確保給付金や低所得のひとり親家庭への臨時特別給付金を実施したものの、知らなかったり、手続きの煩雑さなどから支援が届かない人がいるとして、SNS(会員制交流サイト)を使った周知や、公的支援につなぐ役割を担う民間団体と連携していく必要性を訴えた。