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2021年2月27日

コラム「北斗七星」

何年か前、出張先で列車からホームに降り立ったら、車掌さんに「きっぷをいただきます」と呼び止められたことがある。そこは駅員がいない無人駅になっていたのだ。「特急列車も停まる駅なのに」と驚いた思い出がある◆鉄道会社の経営難や人手不足のために、いま無人駅がどんどん増えている。国土交通省によると昨年3月末時点で、全国の半数近くの駅が無人になっているという。地方ばかりでなく、都市部でも広がっている◆駅が無人になれば、もっとも影響を受けるのは障がいのある人たちだ。介助の必要な車いすの利用者が列車に乗ろうと思っても、駅員がいなければ、他の駅から係員が来るのを待たなくてはならない。事故が起きたときの対応も心配だ◆「無人化の拡大によって、障がい者を置き去りにしないでほしい」。そうした切実な声を受け、公明党は国会質問などを通し、無人駅の安全で円滑な利用に向けた対策を要望してきた。国土交通省も鉄道事業者向けにガイドラインの作成を進めるなど対応に動き出している◆無人駅で障がい者をサポートするために、今後は自治体職員やボランティアなど、幅広い協力体制も考えられるだろう。障がいのある人たちが安心して鉄道を利用できるよう、自分も積極的に声掛け、手助けすることを心掛けたい。(千)

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