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地域経済の支援に効果
プレミアム付き商品券発行
大阪・豊中市
東会長(左から2人目)らから話を聞く市議会公明党のメンバー(右側5人)
大阪府豊中市はこのほど、新型コロナウイルスの影響を受けた市内の店舗と市民の家計を支援しようと、プレミアム付き商品券「マチカネくんチケット」を計60万冊、総額36億円分を発行し好評を博した。
同商品券は、1冊当たり500円券が12枚つづり(6000円分)になっており、2種類用意された。飲食店やコンビニなどで利用できる「中小店舗専用券」は4000円で、チェーン展開する大型スーパーなどで使える「全店舗共通券」は5000円で販売された。購入の上限は1人当たり各5冊まで。65歳以上は500円引きで購入できるようにしたためプレミアム率は20%から最大70%強になる。市内約1700の店舗が参加し、昨年11月1日から1月31日まで利用された。
約150店舗が加盟する千里ニュータウンの商業施設「せんちゅうパル」で専門店会の会長を務める東平和さんは「商品券を利用して商店街に訪れるお客様が明らかに増えた」と手応えを話していた。
プレミアム付き商品券については、市議会公明党(今村正幹事長)が発行を強く要望。買い物先が大型商業施設に偏らないよう、中小店舗だけで使える券の発行も提案していた。