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ワクチン 円滑運用へ支援重要
接種記録のシステム巡り
浜村氏に参考人
衆院予算委員会は16日、2021年度予算案に関する参考人質疑を行い、公明党の浜村進氏が質問に立った。
浜村氏は、新型コロナウイルスのワクチン接種について、接種状況を把握するための「ワクチン接種記録システム」の導入に当たっては「医師や看護師が、その日のうちに(接種した記録を)入力する業務が必要になる」と指摘。地域での接種体制を整備するに当たり、入力業務に関して、医師会などから協力を得られるか見解を聞いた。
東京都練馬区長の前川燿男参考人は「率直に、抵抗があるのが現実だ。コロナ対応で奮闘している医者や看護師からすれば、そこまで余裕がないというのが実感ではないか」と述べ、システムの円滑運用に向けた国の支援強化の必要性を指摘した。
また浜村氏は「どれぐらいの人が接種すれば感染拡大防止に寄与するか」と尋ねた。
東邦大学教授の舘田一博参考人は、免疫を持たない人も間接的に感染から守られる「集団免疫」に関して「一般的に、集団の50%が免疫を持つと効果が出てくると考えられている」と答えた。