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2021年2月3日

共産の政権構想に“つれない”立憲

編集メモ

日本共産党は次期衆院選を巡り、各小選挙区で与党に対抗するために野党候補を一本化する野党共闘の条件として、自ら参画する「野党連合政権」構想に合意するよう、野党第一党・立憲民主党に迫っている。しかし、立憲の枝野幸男代表は1月31日の党大会あいさつで「新しい政権をつくる」と強調したものの、政権の枠組みに触れることはなく、共産党には言及すらしなかった。

昨年1月の共産党大会で、立憲民主、国民民主、社民3党の幹部が招かれあいさつしたが、この3党の議員らが合流した立憲民主党の今回の大会に共産党幹部が招かれた形跡はなかった。

来賓として登壇したのは、労働組合全国組織「連合」の神津里季生会長。同会長は日頃から「共産党が入った連立政権なんてあり得ない」などと“反共”姿勢を繰り返し強調しており、連合内も「連合傘下の労組は、民間企業系だけでなく、立民を強力に支持する官公労系まで共産との協力に猛反発している」(1日付「読売」)状況だ。

連合は長年、労働運動を巡って共産党と対立してきたこともあり、当然の対応だろう。と同時に、連合そして立憲は、共産党のいう「野党連合政権」構想なるものに“うさんくささ”や“危うさ”を感じているように見える。

というのも、共産党によれば、野党連合政権の次のステップとして「民主主義革命と民主連合政府の樹立をめざしている。さらには資本主義の矛盾を乗り越え、社会主義・共産主義社会へとすすむことを展望している」(昨年1月の党大会決議)という。つまり、野党連合政権は社会主義・共産主義革命への“踏み台”にほかならず、選挙協力のつもりが、知らず知らずのうちに、共産党の革命への片棒を担がされかねないのである。

共産党は、野党共闘から排除されなくなったとして「『日本共産党を除く』壁は崩壊した」と盛んに喧伝する。だが、立憲の野党連合政権構想に対する“つれない”態度を見ると、共産党を取り囲む「壁」は今なお高く厚いようだ。(丈)

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