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2021年2月3日

コラム「北斗七星」

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が7日の放映で完結する。最終回「本能寺の変」で、クライマックスのシーンがどのように、どこまで描かれるのか楽しみだ。史実では、織田信長を討った明智光秀は、山崎の戦いで羽柴秀吉に敗れた◆中国攻めから反転して京都に入った秀吉の軍勢は、230キロの行程を9日で走破したとされる。光秀の予想を覆した、この迅速な“中国大返し”は、なぜ可能だったのか。NHK「英雄たちの選択」で、城郭研究者の千田嘉博・奈良大学教授が新説を唱えていた◆その一つが「御座所」。秀吉が信長の出陣に備えて各所に設けていた休憩所で、強行軍の兵たちに食糧補給などを行う中継拠点として機能した。信長の死を秀吉がいち早く知ることができたのも、駅伝のような情報伝達に御座所が有効だったと◆移動ルートも、信長の道路政策で尾根筋などに整備していた軍用道路を活用。全軍の速度を上げるため、重い甲冑などは荷駄として後方から運び、戦場に近づいてから着用したという◆中国大返しに秘められた謎は多いが、秀吉にとって、周到な準備を最大限に生かす“スピード感”が、最重要だったのは間違いない。新型コロナ対策の焦点となっているワクチン接種の万全な態勢づくりも同様だろう。準備の本格化に全力を挙げたい。(祐)

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