ニュース
接種前の問診、工夫必要
訓練踏まえ課題聞く
川崎市で党対策本部
集団接種の訓練が行われた体育館を視察する党対策本部=1日 川崎市
公明党新型コロナウイルスワクチン接種対策本部(本部長=石井啓一幹事長)の高木美智代副本部長と桝屋敬悟事務局長(いずれも衆院議員)、河野ゆかり事務局次長(川崎市議)らは1日、集団接種に向けた訓練が先月行われた川崎市立看護短期大学の体育館を視察し、同短大の坂元昇学長と接種体制の整備を巡って意見交換した。
坂元学長は、訓練では接種前の医師による問診で「アレルギー反応や体調面での相談対応に時間がかかった」と述べ、接種に関する質問に応対する相談スペースを設けるなどして、人が滞らないようにする工夫が求められると指摘。円滑な接種に向けた課題として、シリンジ(注射器)が世界的に不足して確保が難しい状況などを挙げた。
各自治体での接種体制整備について坂元学長は、ワクチンの品質管理を徹底して安全性をしっかりと確保していく観点から、供給されるワクチンの特性を十分に踏まえて検討していく重要性を強調した。