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若者支援、コンビニでPR
公明提言受け政府試行
発端は佐々木さんへの“生の声”
若者支援策のPRをコンビニのレジで――。厚生労働省は10月23日からきょうまで、大手コンビニエンスストアチェーンの全国約1万3000店舗で、購入金額などを表示するレジの画面に若者の就労支援拠点「地域若者サポートステーション(サポステ)」をアピールする画像を試行的に流している。
多くの若者が利用するコンビニに着目した公明党青年委員会が8月に政府に申し入れた提言も踏まえた取り組み。特に、サポステでの支援対象となる「ひきこもり」の若者にとって、コンビニは数少ない外出先の一つとなっており、2010年の内閣府調査によると「ふだんは家にいるが、近所のコンビニなどには出掛ける」という若者は推計15万3000人に上った。
若者施策の広報にコンビニを活用する発想は、神奈川県内各地で開催された若者懇談会「ユース・トーク・ミーティング」で佐々木さやか学生局長(参院議員、参院選予定候補=神奈川選挙区)に寄せられた参加者の声から生まれた。
佐々木局長は「知恵は一人一人の“生の声”から生まれると実感している。これからも現場に学ぶ姿勢を貫きたい」と語っている。