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人の流れ抑制 徹底的に
ワクチン接種体制 都が人員確保せよ
都議会公明党が小池知事に緊急要望
東京都議会公明党(東村くにひろ幹事長)は22日、都内の新規感染者数が10日連続で1000人を超えるなど新型コロナの厳しい感染状況を踏まえ、都庁内で小池百合子知事に対し緊急要望した。
席上、東村幹事長は、人の流れを徹底的に抑えるため、現状の飲食店への営業時間短縮要請に加え、幅広い業種への休業要請など、昨年4月の緊急事態宣言下で実施した対策を1都3県で協力し実施することを提起した。
また、重症者が増加する中、一部の医療機関に「負担が集中している」と指摘。都は「特定機能病院」に8床の重症病床確保を求めているものの、これを満たしていない同病院に再度依頼することを要請した。さらに、中等症患者の対応病院のうち、患者が重症化した後も転院できず治療を継続せざるを得ない病院への支援を要請した。
一方、ワクチン接種で実施主体となる区市町村の人員不足に備えるため、都が会計年度任用職員(非常勤職員)を大量に採用することを求めた。
小池知事は「要望を検討し、スピード感を持って進める」と応じた。