ニュース
核軍縮へ対話促す
長崎の学生有志と懇談
秋野氏ら
核兵器問題などについて懇談した秋野氏(左)、宮本県議(右)ら
公明党の秋野公造参院議員はこのほど、長崎市内で、核廃絶に向けた国会議論の活発化などをめざして活動している大学生の中村涼香さん(20)らと懇談した。党長崎県本部青年委員会の宮本法広委員長(県議)も同席した。
席上、中村さんは、昨年12月から長崎出身の学生有志らで、長崎に事務所を置く国会議員らと面会し、核問題や今月発効が予定されている核兵器禁止条約に関する考えを聞く活動を行っていることを説明。
秋野氏は、これまで被爆者と共に原爆遺構の保存活動に取り組んできたことなどを紹介。その上で核禁条約について「日本の国是である非核三原則を国際規範化したもので高く評価している」と強調した。
また政府に対しては今後、条約発効後に開かれる締約国会合へのオブザーバー参加を促すなど、「核保有国と非保有国との『真の橋渡し』役として、対話による核軍縮が進むよう働き掛けていく」と述べた。
中村さんは「被爆者に寄り添う熱意のある議員がいると知り、うれしかった」などと感想を語っていた。