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「補正」早期成立で結束
災害復旧、学校の安全も確保
臨時国会あす召集、政府・与党が確認
今年度補正予算案の早期成立へ、結束して取り組む方針を確認した政府・与党協議会=22日 国会内
政府と自民、公明の与党両党は22日昼、国会内で協議会を開き、あす24日召集の臨時国会の運営について、相次いだ自然災害からの復旧・復興に向けた今年度補正予算案の早期成立へ結束して取り組むことを確認した。
席上、公明党の斉藤鉄夫幹事長は、今年度補正予算案について、「被災地は一日も早い成立を望んでいる。学校のエアコン設置や、危険なブロック塀の対応も緊急性がある。早期に成立させたい」と強調。また、政府に対し、臨時国会では「丁寧かつ誠実に答弁を行ってもらいたい」と訴えた。
菅義偉官房長官は、補正予算案などの国会審議に「丁寧に、緊張感を持って取り組みたい」と語った。
一方、中央省庁の障がい者雇用水増し問題を巡り、22日に政府の第三者検証委員会が報告書をまとめたことを受け、斉藤幹事長は「公明党の提言も踏まえて政府は、反省すべきは反省し、障がい者の立場に立って、再発防止、法定雇用率の速やかな達成に最大限の努力をしてもらいたい」と要請。菅官房長官は、23日の関係閣僚会議で、しっかり対応していくと述べた。
斉藤幹事長 免震不正 不安払拭を
油圧機器メーカーKYBによる免震・制振装置の検査データ改ざん問題で斉藤幹事長は、不適切な製品が使われている施設の公表が一部にとどまることから、「国民の間に不安が広がっている。政府は一刻も早い対応をすべきだ」と強調。菅官房長官は、「国土交通省と連携しながら、しっかり対応していきたい」と応じた。