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2021年1月13日

コラム「北斗七星」

その昔、石器や土器、鉄器などを生活道具として使ってきた人類。なかでも1万年以上前から栽培されてきた瓢簞は命をつなぐ水の容器として重用されてきた(『ヒョウタン文化誌』、岩波書店)◆貯水に加え煮炊きの機能も併せ持ち農具や祭器といった多様な利用が世界で見られるという。海洋での移動を容易にし、人々の行動を飛躍的に広げたことが想像されよう◆瓢簞を使い音楽文化にも寄与した代表的な打楽器といえばマリンバだ。アフリカがルーツといわれ、原型は鍵盤の下に共鳴器として大小の瓢簞を装着。現在は音板と呼ばれる木の板の下に音を振動させる共鳴パイプがあり、5オクターブ超もの音域をカバーする◆先日、マリンバ奏者・三村奈々恵さんのデビュー20周年記念の集いがあった。新型コロナ感染を防ぐため、入念な体制を敷いての開催である。マレット(バチ)から繰り出される豊かで温かい音色に魅了された人も多いに違いない◆「克服不可能と思われる障害があったとしても、夢は実現できる」(『リズムは心に響く』、サイマル出版会)。聴覚の障がいを克服した奇跡の打楽器奏者として知られるエヴェリン・グレニーの言葉だ。新しい年が始まった。立ちはだかる壁の打破、それは怯まず歩む先にあることを歴史は教えているのではないか。(照)

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