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2018年10月19日

コラム「北斗七星」

中学生の時に学校で習ったことを思い出す。家計の消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」。数値が高いほど生活水準が低いとみなされる。最近、それがしばしば話題に。全体的に、数値が高い傾向にあると◆高度経済成長で国民生活が豊かになった時代、エンゲル係数は下降線をたどった。だが、2005年の22.9%(2人以上の世帯)を底値として徐々に上昇。昨年は25.7%(同)だった◆では、日本人の生活水準が低下しているのかといえば、必ずしもそうではない。昨今の異常気象に伴う生鮮食料品の値上がりも影響する。さらには食生活や社会構造の変化が絡んでいる◆例えば高齢化。教育費など食費以外の消費支出がかさむ現役世代に対し、高年齢層は消費支出自体が少なく、食費の割合が高くなる傾向にある。高齢者世帯に加えて共働き世帯も増え、料理するより少し割高な弁当や総菜などの「調理食品」が「最近の食料支出の牽引役」(総務省)という実態もある◆時代の変化とはいえ、家計が食費に圧迫される事態は避けたい。安倍首相は15日、来年10月から予定通り消費税率を10%に引き上げる方針を表明した。しかし、酒類・外食を除く飲食料品全般は「軽減税率」で8%のままだ。エンゲル係数が高い局面に、これほど時宜を得た政策はない。(東)

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