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生活支援 切れ目なく
「15カ月予算」早期に成立を
感染拡大防止へ政府・与党結束
党仕事始め式で山口代表
公明党の山口那津男代表は4日午前、東京都新宿区の公明会館で行われた党の新年仕事始め式であいさつし、新型コロナウイルスの感染拡大防止や経済回復に向けて、政府・与党が結束し万全の対応を講じていくと力説した。山口代表のあいさつは大要、次の通り。
【コロナ対策】
一、自公連立政権では、コロナ対策が最優先課題だ。1都3県の知事が先日、政府に行った緊急事態宣言の発出検討の要請を踏まえ、政府は対策本部や分科会専門家の意見を集中させ、これからの対応策を検討してもらいたい。国民が今後の行動や心構えをどうするか予測できるような決定を期待したい。政府と自治体が連携を密にし、国民が前向きに対応でき、また感染者数が下降するよう導いていかなければならない。政府・与党が結束し、最優先で取り組む。
一、(ワクチン接種について)日本でも早ければ2月下旬から接種が始まる。一日も早く安全で有効なワクチンを国民に提供できるよう準備を加速していかなければならない。
【15カ月予算】
一、感染拡大から抜け出して社会・経済活動が軌道に乗り、回復の道筋を描くことが重要だ。通常国会が18日から始まる。(「15カ月予算」として)2020年度第3次補正予算案と21年度予算案の早期成立・執行を期したい。経済、国民生活に切れ目のない執行状況を生み出していくことが与党の責任だ。
【東京五輪・パラリンピック】
一、そうした布石を打った上で、アスリートらがコロナを乗り越えて大会に臨めるよう準備を万全にしたい。大きなイベントの日本開催は、首脳対話を進める重要な機会を提供することになる。国際協調を生み出す基になると捉えていくべきだ。
【今後の政策課題】
一、デジタル化や、グリーン化、カーボンニュートラルの時代をめざして技術開発に挑み、生活を豊かにしていく。そうした意味で今年が次の時代を開く重要な節目になると心得て、結束して前進していきたい。
【政治決戦に向けて】
一、衆院選のほか、今月の北九州市議選、今夏の東京都議選を控える重要な年だ。一つ一つ勝ち抜いていくことが次の戦いの重要な原動力になる。新しい活動に挑戦し、「1対1の対話」を広げて勝利したい。