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2020年12月21日

コラム「北斗七星」

幕末の志士・坂本龍馬は多くの手紙を書き残している。とりわけ龍馬の良き理解者だった姉の乙女にあてた手紙は多い。有名な「日本を今一度せんたくいたし」との文面からは、旧体制の改革をめざす熱い志がほとばしる◆その一方で、妻のお龍と、今で言う新婚旅行の様子を伝えた手紙には、九州の霧島山の登山をイラスト入りで報告。勝海舟の門弟となった時は「エヘン、エヘン」と自慢するなど、ユーモアを交えた手紙に気さくな人間性が垣間見られる。龍馬の時代を超えた人気の理由もこのへんにあるのだろう◆家康の家臣だった本多重次が、陣中から妻にあてた「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」は、簡潔で要を得た文面として知られる。重次ゆかりの福井県坂井市では、「日本一短い手紙 一筆啓上賞」のコンクールが毎年開かれている◆「母へ」「春夏秋冬」など、毎回のテーマにちなんで、短いメッセージに思いを込める。今年のテーマは「笑顔」。10月で募集は終わったが、コロナ禍で暗くなりがちな日々の中で、どんな笑顔が綴られたか、入賞作の発表が楽しみだ◆毎年、送られる数が減り続けている年賀状も、来年は需要が増えるとの予想も。今年は会うことができなかった友人へ、ひと言の思いを書き加え、新年の便りを届けたい。(千)

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