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命守る照明 空港に新設
夜間の急患搬送が安全に
離着陸で絶大な効果
公明が国に要請
沖縄・南大東村
沖縄本島から東方へ約400キロ離れた沖縄県南大東島(南大東村)の空港に夜間照明が整備され、11月から供用が始まった。島の脆弱な医療体制から余儀なくされる本島への急患搬送の安全性向上が目的で、関係者から長年の課題解決へ喜びの声が上がっている。公明党の金城泰邦市民活動局次長と上原章県議が先ごろ、南大東空港を視察した。
金城、上原の両氏が島内東側に位置する南大東空港の滑走路に立つと、新設された110基ほどの照明が点灯していた。滑走路を案内した同空港事務所の比嘉守所長は「事務所内のスイッチで点灯できる。照明整備後に急患搬送を行ったが、対応が一変し、より安全になった」と語った。
旧南大東空港の移設を経て、現在の空港が供用開始されたのは1997年。定期便の運航時間が夜間にかからないため、滑走路灯などの照明は整備されていなかった。また、島の医療機関は診療所のみで緊急を要する手術が必要な患者が出た場合、自衛隊に要請して緊急搬送を実施している。
このため、夜間の搬送時には、空港事務所の職員が約1時間かけて1500メートルの滑走路上に70個のランタンを配置し、自衛隊機の離着陸に対応していた。
島内の急患搬送は年間20~30件で、このうち半数が夜間。比嘉所長は「夜中でも雨風の中でも島民の命を守るため、必死で対応している。島内の急患に加えて、周辺海上を航行する船舶の急患を搬送することもある」と強調する。
同空港の夜間離着陸について、滑走路の位置情報の乏しさや急患の安全性の懸念から、照明の必要性が指摘されていた。2014年には同島を訪れた河野義博党沖縄方面副本部長(参院議員)と前島明男党県顧問(当時県議)が、仲田建匠村長から要請を受けていた。
その後、河野氏が同年の参院沖縄・北方問題特別委員会で同様の課題を抱える北大東空港(北大東村)も併せた早急な対策を国に求めた。この結果、沖縄振興一括交付金を活用した夜間照明整備(約16億円)が事業化され、北大東空港に19年11月、南大東空港に今年11月、それぞれ夜間照明が設置された。照明整備を受け、仲田村長は「国会での働き掛けが後押しになった」と謝意を示した。
金城氏は「引き続き、島民の命と暮らしに直結する空港の機能強化に尽力していく」と決意を述べた。











