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拉致被害者 家族の元に
竹内(譲)氏が関連セミナーで力説
公明党拉致問題対策委員会の竹内譲委員長(政務調査会長)は11日、参院議員会館で開かれた拉致問題に関するセミナー(主催=家族会、救う会、拉致議員連盟)に出席し、あいさつした。
席上、竹内氏は、拉致被害者家族の有本嘉代子さん、横田滋さん、地村保さんが亡くなったことに哀悼の意を表明した。
その上で、北朝鮮は甚大な台風被害や新型コロナウイルスなどの影響で厳しい経済状況にあることから、「北朝鮮情勢に変化の兆しがある」と指摘。「公明党は全ての拉致被害者をご家族の元に戻せるように引き続き努力していく」と力説した。
■政府を挙げて努力続けていく
官房長官
政府は12日、東京都内で北朝鮮による日本人拉致問題啓発のための国際シンポジウムを開催した。拉致問題担当相を兼務する加藤勝信官房長官は「全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、政府も総力を挙げて最大限の努力を続けている」と強調した。
さらに「北朝鮮の核・ミサイル問題、そして何より重要な拉致問題を解決し、北朝鮮との国交正常化をめざしていく、このことが私の役割だ」とも語った。