ニュース
地方の負担増 回避を
北陸新幹線工期遅延 改善策引き続き協議
与党プロジェクトチームが国交省に
国交省から中間報告を受けた与党プロジェクトチーム=10日 衆院第2議員会館
延伸開業が2023年春から遅れる見通しとなった北陸新幹線金沢―敦賀間について、自民、公明両党の与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)は10日、衆院第2議員会館で、国土交通省から工期の遅れを当初の1年半から1年に短縮する改善策などを盛り込んだ中間報告を受けた。
国交省側は、工費の増加額について、当初見込んでいた2880億円から2658億円に圧縮すると説明。今後の財源確保を巡り議論が行われた。
出席議員からは「地方の負担が増えることがないようにすべき」との意見が出された。
会合では、負担増を防ぐため改善策について引き続き協議することを確認した。