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うつぶせ寝 避ける周知を
乳幼児突然死の防止へ
山本副大臣に関係者
山本副大臣(中央右)に要請する中村代表(左隣)ら=8日 厚労省
山本博司厚生労働副大臣(公明党)は8日、厚労省で、乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防活動などに取り組む託児ママ・マミーサービスの中村徳子代表から、同省ホームページのSIDSに関する記述の中で、発症率が高いとされる赤ちゃんの「うつぶせ寝」が問題ないかのように指摘する部分があるとして、削除を求める要望書を受け取った。
山本副大臣は「しっかり検討する」と応じた。公明党の古屋範子副代表、桝屋敬悟衆院議員が同席した。
中村代表が削除を求めたのは「よくあるご質問」での回答にある「自分で寝返りができるようになったら、あおむけ寝の姿勢に戻す必要はない」との記述。同省の科学研究報告で1歳まではあおむけに寝かせることが推奨されていると指摘し「子どもの命に関わることから早急に修正を」と要請。「うつぶせ寝」回避への周知強化などを訴えた。