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2020年12月1日

コラム「北斗七星」

イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏は近著『緊急提言 パンデミック』(柴田裕之訳)で、1520年に1人の天然痘ウイルス保有者がメキシコに上陸すると、電車もバスもないのに1年も経たずに中米全域へ広がり、多くの命を奪ったことなどを紹介◆医学が進歩し、1970年代に天然痘を根絶できたのは、すべての国で予防接種が普及したからだとし、「たとえ一国でも国民に予防接種を受けさせることを怠っていたら、人類全体を危機に陥れていただろう」と◆短時間で人とモノが世界を行き来する現代。新型コロナウイルスは、瞬く間に全世界へ拡散した。低所得国などでは、基本的医療すら受けられない人の数は億単位だ。そこから世界へ次なる感染拡大が懸念される◆公明党の働き掛けで9月、新型コロナのワクチンを共同購入して低所得国にも供給する国際枠組み「COVAXファシリティー」への参加を日本政府が表明。関係団体から党に謝意が届いた◆コロナに振り回された今年もきょうから師走。年が明けると、自国第一主義から国際協調重視への方針転換を掲げるバイデン前副大統領が米政権を担う見通しだ。コロナ根絶へ追い風になればと思う。ハラリ氏は訴える。「ウイルスが歴史の行方を決めることはない、それを決めるのは人間である」(同著)。(三)

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