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2018年10月12日

コラム「北斗七星」

「電気によって生かされている」。いまさらながら、そう実感させられる日々だった。北海道胆振東部地震を発端に、道内全域が停電に陥った“ブラックアウト”。日常生活や経済活動に大きな打撃を与えた◆あらゆる生産ラインが止まり、農作物や食品の流通に欠かせない冷蔵設備もダウン。ガソリンなど燃油の供給もままならず、生産者と消費者を結ぶ物流の「サプライチェーン」は無残に寸断された。コンビニやスーパーからは、瞬く間に商品が消えた◆最大震度7を観測した震源地に近く、3基の発電機全てが停止して大規模停電の引き金となった苫東厚真発電所は、今月10日までに全面復旧。厳冬期にピークを迎える電力の安定供給に一定のメドは立った◆とはいえ、最大で520万キロワット程度が必要な電力の約3割を、同発電所が担う状況に変わりはない。電源の分散化をめざす石狩湾新港発電所の営業運転が来年2月に、本州からの送電力が増強される新たな北海道・本州間連系設備の運用も同3月に始まる予定。場合によっては、それぞれの稼働前倒しを視野に入れるべきだろう◆今回のブラックアウトは、北海道特有の要因が重なった面が確かにある。それでも激甚化した自然災害が相次ぐ今、全国規模で電力の供給体制を見直す契機にしなければならない。(武)

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