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学び直し拠点 充実を
京都の夜間中学視察
鰐淵政務官ら
夜間中学を視察する(左から)鰐淵政務官、竹内政調会長、門川市長=27日 京都市
鰐淵洋子文部科学大臣政務官(公明党)は27日、京都市下京区の市立洛友中学校(間野郁夫校長)を訪れ、義務教育未修了者や、さまざまな理由で十分に教育を受けていないものの、卒業が認められた「形式卒業者」らが通う夜間部の授業を視察した。公明党の竹内譲政務調査会長のほか、門川大作市長ら市関係者が同席した。
同中学校の夜間部では、韓国籍など外国人を含む10~70歳代の計25人が在籍。同校併設の不登校を経験した生徒が通う昼間部との交流授業も行われている。
鰐淵政務官らは、授業を視察した後、市長らと意見交換。市側は「少人数教育を続けるためにも教員の配置支援を拡充してほしい」と語った。
視察後、鰐淵政務官は「誰一人取り残さない教育の充実とともに、夜間中学の全国配備にも力を尽くしたい」と述べた。