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2020年11月30日

コラム「北斗七星」

プロ野球の日本シリーズはソフトバンクが巨人に4連勝し、圧倒的な強さで4年連続の日本一に輝いた。150キロ超の直球を投げ込むソフトバンク投手陣の前に巨人打線が沈黙。原監督は「全てにおいてわれわれは劣っていた」と◆ソフトバンクの強さの秘訣は選手層の厚さにあるといえる。1チーム70人が上限の支配下登録に満たない「育成選手」を積極的に集める。2011年からは他チームに先駆けて3軍を組織。人材を育てる環境を整えてきた◆最初は高い評価などない。しかし、選手の可能性を信じる。磨く。戦力に育て上げる。日本シリーズでは育成選手から這い上がった千賀、石川、モイネロの各投手、甲斐捕手、周東、牧原の両内野手が活躍した◆セ・リーグを独走で制覇した巨人も3軍制を16年度から本格導入。人材育成に力を入れる。今年のドラフト会議では育成選手を過去最多の12人指名した◆「『人集めと人づくり』それが強いチームづくりの基本」。今年2月に亡くなった名将・野村克也さんの“野村語録”の一つだ。「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すは上とする」とも。その言葉通り、今季12球団中6球団の監督は、現役時代、野村さんの指導を受けた選手だった。お金や仕事の業績も大事だが、人材育成にこそ価値がある。強い会社・組織に通じる遺訓だ。(東)

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