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2020年11月28日

コラム「北斗七星」

修学旅行中の児童ら62人を乗せた小型船が、香川県坂出市の与島沖で沈没した事故の報道に一瞬、1955年の「紫雲丸」海難事故が頭をよぎった。幸いにも大惨事を回避して全員が救助された背景には、いくつもの“奇跡”があった◆現場は瀬戸大橋のたもとにある島の近くで、船の異変を察知して真っ先に救助に向かったのは、地元のベテラン漁師。連絡を受けた消防本部の緊急車両も、橋を渡って現場近くの港に急行できた“地の利”があった◆天気にも恵まれた。当日は、平年の最高気温より8度も高い季節外れの暖かさで、海水温も高かった。晩秋の太陽が沈んでいく時間帯の中で、ぎりぎり明るいうちに全員を救助できた◆最も頑張ったのは、児童たちである。船長の指示で救命胴衣を着けて海に飛び込んだり、救助の順番を譲り合ったり。パニックに陥ることなく、落ち着いた行動がスムーズな救助につながった。偶然にも事故の10日前に学校で避難訓練を行い、過去に着衣遊泳の訓練を行っていたことも奏功したという◆23日に現場で状況を聞いた赤羽一嘉国土交通相(公明党)は、「子どもたち同士で激励する様子を聞いて感動した」と語り、関係者の尽力に感謝を。事故原因の調査究明なども必要だが、希有ともいえる今回の救出劇を喜び、拍手を送りたい。(祐)

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