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無形文化財 次世代まで
保存・活用へ意見聞く
党合同会議
公明党文部科学部会(部会長=浮島智子衆院議員)などは26日、衆院第2議員会館で合同会議を開き、文化審議会(文科相の諮問機関)の分科会で今後検討される芸能や工芸など無形文化財の保存・活用のあり方について、有識者4人から意見を聞いた。
多摩美術大学の青柳正規理事長は、文化財自体が国内の市場で評価されにくく「見過ごされている」として、次世代への継承に向け、価値の定まっていないものも含めた幅広い保護を提案。東京芸術劇場の野田秀樹芸術監督は、舞台芸術の保護へ映像技術によるアーカイブの重要性を強調した。
また、スターダンサーズ・バレエ団の小山久美常務理事は「日本独自の文化は日本が保護していくべきもの」と強調。女子栄養大学の竹内由紀子准教授は食文化について、継承する若い世代の関心、誇りを高めるため価値付けを訴えた。