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屋外プール 冬は釣り堀に
公明府議ら 府営公園の取り組み視察
大阪・豊中市
フィッシングパークを視察し、関係者から話を聞く八重樫府議(右から3人目)ら
公明党の八重樫善幸・大阪府議らはこのほど、豊中市にある府営公園・服部緑地内の屋外プール「服部緑地ウォーターランド」を活用した期間限定の管理釣り場「フィッシングパーク」を視察し、利用状況について関係者から話を聞いた。
緑豊かな約4ヘクタールの敷地を持つ同プールは、毎年10万人以上が来場する府内でも有数の人気を誇る施設。一方、課題だったオフシーズンの集客力を高めようと、プールを活用した“即席釣り堀”を発案。同公園の指定管理者と府内に本社がある釣り具メーカーが共催し、2018年から冬季限定で開設している。3年目となる今年も11月1日にオープンし、来年4月下旬頃まで営業する予定。
釣れる魚はニジマスやイワナ、アマゴなど養殖の渓流魚。複数あるプールごとにエリアを分け、流水プールではエサ釣り、波の出るプールではルアー釣りが楽しめる。釣った魚は持ち帰りできるほか、釣り竿など必要な道具のレンタルも行っている。
案内に立った府池田土木事務所の田口靖之総括主査らは、1、2年目ともに1万人以上の来場者を記録し、休日は300人前後、平日でも40~50人が利用するなど「予想以上の反響」と説明。入場制限を設けるなどコロナ禍を踏まえながら運営しているという。公園内のプールを活用した釣り場は関西エリアでは同施設以外にないといい、他の自治体からの問い合わせもあると話した。
視察後、八重樫府議は「民間の発想やノウハウを生かし、公園内の資源を有効に活用する好事例だ。今後もこうした取り組みを後押ししたい」と語った。
なお、この日の視察には中島紳一、大野妙子の両市議のほか、同公園の取り組みを施策に生かそうと堺市議会公明党(裏山正利幹事長)も同行した。