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公園愛護活動たたえる
被表彰団体・個人を大幅増
名古屋市
長年の活動に対する表彰を喜ぶ藤西公園特定愛護会のメンバーと、木下市議(右端)
名古屋市はこのほど、今年度の都市緑化功労者表彰式を開き、17団体と3人に感謝状を贈呈した。昨年度までの10年間、被表彰者は年3~8の個人・団体だったが、少しでも多くの市民の功績を顕彰しようと今年度から数を増やした。
この表彰は公園や街路樹の保全・愛護などに貢献した人・団体をたたえるもので、1969年度から行われている。市は各区の土木事務所などから推薦を受け、被表彰者を決定している。
今年、表彰された団体の一つが、中川区で活動する「藤西公園特定愛護会」(村田英昭会長)。同会は「近所にグラウンドゴルフができる場所を作りたい」との思いから、2005年に発足。約30人が所属し、毎週の月・火・水・金曜日に、草むしりや落ち葉・石拾いなどをしている。長年の活動で、ごみの回収に訪れた業者からは「30カ所ほどの公園を回っているが、ここが一番きれい」と言われるという。村田会長は「感謝状をもらって、皆が『さらに頑張ろう』とモチベーションを上げている。長く活動を続けたい」と喜んでいた。
公明党の木下優市議は、昨年10月と今年3月の市議会土木交通委員会で、被表彰者が少ないことを指摘。地域に貢献する人々を顕彰するとともに、表彰制度の認知度の低さを改善するために、より多くの人・団体を表彰するよう求めていた。