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旅客船沈没現場を視察
赤羽国交相 全員救出の状況聞く
香川・坂出市
沈没現場を視察する赤羽国交相(右から3人目)ら=23日 香川・坂出市
赤羽一嘉国土交通相(公明党)は23日、香川県坂出市の与島を訪れ、修学旅行中だった同市の小学校6年生の児童52人を含む計62人を乗せた小型旅客船が19日に沈没した海難現場を視察し、事故の状況を聞いた。都築信行県議、坂出市議が同席した。
同船は岩に接触して沈没したとみられているが、事故発生後、近くにいた漁船などにより、全員が無事に救助された。第六管区海上保安本部警備救難部救難課の後藤慎治課長は、「児童たちはパニックにならず、助け合って救助活動が行われた。学校で行っていた避難訓練も功を奏したと思う」と説明した。
視察後、赤羽国交相は「第一報を聞いたときは心配した。海上保安庁のみならず、地元住民の協力により奇跡的に全員を救助できたことは不幸中の幸いだった」と語った。