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2018年10月10日

山口代表 スー・チー国家顧問と会談

ミャンマー 民主化さらに 
平和構築、経済発展へ協力強化

スー・チー国家最高顧問(右)と会談する山口代表=8日 都内

公明党の山口那津男代表は8日午前、都内で日本と東南アジアのメコン川流域5カ国による「日本・メコン地域諸国首脳会議」に参加するために来日したミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相と会談し、ミャンマーのさらなる民主化へ協力していくことで一致した。会談には高木美智代衆院議員、石川博崇参院議員も同席した。

会談の冒頭、山口代表は、スー・チー国家顧問の来日を歓迎した上で、「ミャンマーの民主的な国造りに尽力されていることに心から敬意を表したい。日本はミャンマーの民主的な国造りに向け、経済や人材育成など、あらゆる面で官民を挙げて最大限の支援をしていく」と強調した。

スー・チー国家顧問は、日本がミャンマーの平和構築、経済発展へ支援を続けてきたことを高く評価し、「いずれが欠けても持続して発展することはできない。日本の努力に心から感謝申し上げたい」と述べた。

政党政治のあり方についてスー・チー国家顧問は、「ミャンマーも日本と同様、複数政党制を実現しているが、日本に学ぶことは多い」と指摘。具体的には、「与党として連立政権を発足させるのは幅広い国民の民意を受け入れる意味で大変、重要だ」と語った。

山口代表は、連立政権での公明党の役割について、公明党は「大衆とともに」の立党精神を掲げ、「全国の地域に根付き、地方議員の数が多い政党として大衆の声を受け止める役割を果たしている」と力説。これに対し、スー・チー国家顧問は、自身が率いる国民民主連盟(NLD)のスローガンが「国民とともに」であることから、「同じ考えを持つ政党として大変うれしく思う」と応じた。

避難民の着実な帰還 後押し

一方、ミャンマーのラカイン州から隣国のバングラデシュへの避難民が多数に上っている事態に関して山口代表は、「ミャンマーとバングラデシュ両政府の合意に基づいて着実に帰還が進むことを後押ししていきたい」と強調。その際、ミャンマー政府の努力も支えていく必要性を指摘した。

スー・チー国家顧問は、「ありがたい立場だ。民主的、平和的な国造りをしっかりと進めたい」と語った。

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