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医療と経済対策 万全に
山口代表 3次補正に党提言 反映を
東京五輪開催へ政府・与党結束
自公党首会談
菅義偉首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は19日昼、首相官邸で会談し、新型コロナウイルスの新規感染者数が全国で拡大していることから、感染拡大防止策を徹底しながら、社会・経済活動との両立に万全を期すことを確認した。
席上、自公党首は、今後、逼迫することが懸念される医療体制や経済再生への取り組みなどについて意見交換。山口代表は、新型コロナの新規感染者数が増加傾向にある現状に対し、最大の警戒感を持って感染拡大防止に取り組む中、「注目しなければならないのは重症化、死亡率を高めないことだ。その結果、医療体制を保持していくことが重要だ」と指摘した。
経済再生に向けては、政府の観光需要喚起策「Go To トラベル」事業に触れ、「感染拡大防止と経済活動の両立が図られるように、感染対策を徹底して適切に実行していくことが大事だ」との考えを示した。
首相が編成を指示した、追加経済対策を盛り込む今年度第3次補正予算案に関しては、党として政府への提言を準備していると報告し、「ぜひ第3次補正予算に反映させていただきたい」と要請。これに対し菅首相は「承った」と応じた。
また、自公党首は、来夏の東京五輪・パラリンピックの開催に向けて政府・与党が結束し、全力を尽くすことで一致した。菅首相は、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と16日に行った会談の模様を報告。バッハ会長が東京五輪・パラリンピックに向けた日本の取り組みを評価していたと語った。
一方、山口代表は、次期衆院選広島3区について、与党としての議席を確保するため、公明党の斉藤鉄夫副代表を予定候補として公認したことを伝えた。