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コラム「北斗七星」
向き不向きより前向きよ!――社員教育コンサルタントの朝倉千恵子さんはかつて大きな借金を抱え、会社勤めの後、深夜まで居酒屋でアルバイトをしていた◆明るく働く店長に「水商売に向き不向きってありますか?」と問うた。その返事が冒頭の言葉。「向いている、向いていないを考える前に、前向きにチャレンジすること。一生懸命トライしていると必ず上達するものよ」と励まされた。著書『すごい仕事力』(致知出版社)で知った◆公明党女性議員の多くは元々普通の主婦だ。「自分に務まるだろうか」と不安を抱えて議会に飛び込む人も。町議・市議を15年務めた女性もその一人。初めて立候補した時、学歴のないことに冷たい視線を感じた。「大事なことは住民のためにどれだけ結果を出したかだ。応援してもらえる議員になる」と心を決めた。毎日受ける相談に、すぐ動き、すぐ報告。実績を知らせるチラシを年4回配った◆それを読んだ、知らない人から、はがきが届いた。「『誰が当選しても変わりがない』。そう思っていたが今は違う。議員の活動ぶりを住民全員に知ってもらいたい」と書かれていた◆「大切なのは『向いているか、向いていないか』ではなく、与えられた課題、仕事を『やるか、やらないか』」(前掲書)。前向きに挑戦しよう。(直)