ニュース
福島に国際研究拠点を
沖縄のOISTで課題探る
若松、金城氏が視察
OISTの施設内を視察する若松(右端)、金城(左隣)の両氏ら=2日 沖縄・恩納村
公明党の若松謙維参院議員は2日、沖縄県恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)を訪れ、政府が福島県浜通り地域に整備をめざす国際教育研究拠点の誘致に関する課題を探った。金城泰邦党市民活動局次長と党福島県議団の今井久敏、安部泰男、伊藤達也、真山祐一の各議員が同行した。
一行は、ロバート・バックマン首席副学長らと面会し、OISTの研究環境について説明を受けた。バックマン氏は「学部を設けず、研究テーマを一分野に限定しない『学際性』の理念を掲げ、43カ国・地域から優秀で多様な学生を受け入れている」と強調した。
また、同氏は福島への国際拠点誘致に関して「トップレベルの教員らを確保することが求められるだろう。(教員家族らの)居住や子育ての環境整備などが大切だ」と指摘した。
若松氏は「福島復興・再生を強力に推進するため、国際教育研究拠点の整備に力を尽くしていく」と語った。