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IT化 全ての人に優しく
基本法に理念盛り込むべき
党推進本部で宮坂都副知事
東京都副知事の宮坂氏と意見交換した党推進本部=27日 参院議員会館
公明党デジタル社会推進本部(本部長=高木美智代衆院議員)は27日、参院議員会館で会合を開いた。ヤフー株式会社代表取締役社長や日本IT団体連盟会長などを経て現在、東京都副知事を務める宮坂学氏が講演し、全ての人に優しいユニバーサルデザイン(UD)の視点からデジタル社会の実現に取り組むべきとの見解を述べた。
この中で宮坂氏は、「民間がデジタル化の先頭をいく一方、行政は、こぼれ落ちそうな人を取り残さないために、多様性と包摂性の観点から取り組むことが重要だ」と指摘。UDの理念をIT基本法に盛り込むよう提案した。
その上で、行政のデジタル化に必要な取り組みとして、アクセシビリティー(利用しやすさ)に関する専門家部隊の創設や、利用者に実際に操作を試してもらうシビックユーザーテストの実施などを挙げた。