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学校給食費を無償化
9月から来年3月分まで
大分・日田市
小中学校の給食費が無償化されたことを喜び合う松野夫妻(左側2人)、佐藤さん(右隣)と松野市議
新型コロナの影響で経済的に打撃を受けている子育て世帯の負担を軽減するため、大分県日田市は、小中学校の給食費を期間限定で無償化し、喜ばれている。
期間は9月から来年3月までの7カ月分(中学3年生は6カ月分)で、対象者は5131人に上る。日田市の1カ月の給食費は小学生で4200円、中学生で4700円かかっていた。
市内に住み、小学生の息子を持つ松野正紀さん、ルミ子さん夫妻は「コロナ禍で収入が減って大変なので、ありがたい」と喜ぶ。また、夫婦で共働きをして、小学生を含め3人の子どもを育てる佐藤聖子さんは「仕事が減って新しくアルバイトを始めた。子どもが進学を控えているので、大変に助かる」と笑顔で話していた。
公明党の松野勝美市議は今年6月の定例議会で、新型コロナの影響で経済的に厳しい状況にある子育て世帯の声を受け、期間を決めて給食費を無償化するよう提案していた。